広島カップ

ガタカの広島カップのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
3.0
遺伝子解析技術の進歩は両刃の剣でその陰の部分が表出している未来社会。その人の持つ遺伝子の優劣によってどうしようもない格差が生まれている社会を描くSF作品。
劣った遺伝子を持つ男が子供の頃から夢見た惑星にいく為に自らの遺伝子を偽装する物語。

自分の運命に抗う男の話は映画史に数多あり大概はその主人公に感情移入するものですが、本作は何故か素直にいかない。
それは主人公のパーソナリティというよりスポットがその暗い未来社会の方に当てられている割合が大きい為でしょう。
将来かなりあり得る話なので現実感を伴って観てしまう為なのではないかと思います。

アーネスト・ボーグナインが見せ場の無いまさかの端役だったのは残念至極です。
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