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ハードコアのyutaのレビュー・感想・評価

ハードコア(2015年製作の映画)
3.0
予告編に興味惹かれ鑑賞。

まず、POVのような全編主観映像はゲームの様で画期的だと感じ、臨場感はありましたが、逆に全体的な状況がわかりにくいという問題点はあったり、主人公の顔がわからないので感情移入しにくかったり、色々問題点が浮かび上がり全体的に残念だと感じました。

内容はベタなアクション映画のストーリーと同じ(金髪美女がヒロインだったり合間合間に挟む緩急のボケ)でアラはありますが、アクション映画にそんな細かい事を言っても仕方がないと決め込んでいたので構わなかったです。
また、アクション映画に深みや複雑なストーリーをあまり求めていないので初っ端からアクションでラストまで突っ切るタイプの映画は好きなので良かったです。
これまたベタですが、クィーンやシナトラ、テンプテーションズの曲をBGMに敵を倒していくのは観ていて痛快でした。

キャストは個人的には一番お気に入りのシャルトコプリー演じるジミーで、彼のspecの椎名桔平を思わせる復活ぶりとそれを生かした終盤付近のアクション、思わぬブロマンス要素など実質主役並みの大活躍でした。(カメラも一番独占していた)
他は謎にフォースを使うルシウスマルフォイやパルプフィクションのクリストファーウォーケン程度の尺のティムロスなど微妙でしたが。
ラストのどんでん返し?も理由がわからないし恋愛部分も消化不良でしたが、この映画全体にほとばしる勢いというエネルギーはそれを掻き消していて、あまり感じさせませんでした。

全てのアクション映画がこのような作品だと嫌ですが、多くのうちの一つならばあってもいいかなという作品でした。

内容はベタは
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