ドリスは60歳を過ぎても独身を貫く仕事一筋のベテランOL。亡くなった母との思い出の家に今でもひとりで住んでいる。ある日、会社に配属された若くて心優しいイケメン・ジョンに心惹かれた彼女は、彼に近付こうと奮闘するが…。
妄想と現実を行き来する、側から見ればストーカー寸前の痛々しい女を2度のアカデミー主演女優賞に輝くサリー・フィールドがコミカルに時にセクシーに演じる。
住む世界が違う男女の叶わぬ恋愛映画といえば、今までにも数知れず作られてきたが、60過ぎの女性が20代の青年に一目ぼれする恋の行方に見ている方は応援していいのやら、いけぬのやら(^^)。
もし男女が逆だったらヤバいかも。
友人の13歳の孫娘ヴィヴィに協力を得て、慣れないインターネットを使って必死で恋愛に関する情報を集める様子はティーンエイジャーと変わらない。ヴィヴィのアドバイスに一喜一憂する姿は思春期の少女のようだ。
迷える小羊に自己啓発セミナーの怪しげな講師が無責任に語りかける。〝人生は短い〟〝いつの日かは、永遠にこない〟〝私は出来る‼︎〟
果たしてこの恋は実るのか、彼女は過去の思い出の中から抜け出すことができるのか?
90分でサックリ見られてホッコリできる大人のラブコメであり、過去にしがみつく捨てられない女の新たなる旅立ちの物語でもある。
それにしてもこの切り貼りした様なタイトル何とかならないものか⁈