監督、脚本をカルロス・ベルムトが務めて製作された2014年のスペイン映画
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日本のテレビアニメ「魔法少女ユキコ」に憧れる白血病の少女をめぐる物語
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スペインの映画祭で賞をいくつか受賞した作品なんだけど、久しぶりにぶっとんだ監督が現れた。まず日本の架空の魔法少女アニメが出てくる時点でシュールだし、そのまんまタイトルまでマジカル・ガールっていうんだから、魔法少女の話だと思っちゃう。
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ここまで先が読めない話も珍しい。いったいどこを目指して物語が進んでいるのかも不明だし、いろんなことを説明しないまま最後までいくから置いてけぼり感がすごい。普通ならそういう作品って途中で飽きちゃいがちだが、脚本がしっかりしてるし、意味深なシーンに魅了されて最後まで観せられた。
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いたたまれない気持ちになる作品だけど、この監督の今後の作品も興味がわいたのは確かだ