キングスマンマーマーレードサークルことパディントン2観て来ました。
まさにマナーメイクスクマ。「情けは人の為ならず」。不寛容と排外主義を乗り越える、大英帝国の叡智を体現するダッフルコートをまとったクマ、パディントン氏が大活躍する血湧き肉躍る大活劇。しかも、人は死にませんw
まぁ正直、女子供向けの映画でしょーと舐めた態度でいた事を白状致します。実際、前作は観てません。
しかし、バーフバリやスリービルボードより面白い！と言われちゃ観るしかないでしょ。
結論から言うと、うん、確かに面白い。
優等生過ぎる展開や演出、伏線の為の伏線など、普段ひねくれた映画ばかり観ていて人間までひねくれてしまっている自分には鼻に付くところはない事もなかったですけれど、テンポの良さと淀みなく進むプロットにノせられて、最後まで楽しんでしまったのでした。
しかし、毒にもならないものが良薬たるのか？という疑問も湧かない事もなく、ファンタジックな監獄の描写をはじめ、引き合いに出して語られそうなウェスアンダーソンなどど較べると、苦みというか心にチクリと刺さってずっと残るような作品の強さは感じなかったのは正直のところ。
まぁ、もちろんそんなもん、作品として希求してるものが違う訳ですから、ひねオヤジの戯言です。じゃ、3つくられたら観るか？と問われれば、観に行く！と答えるくらいには楽しんじゃいましたし。まずは1だな。
