ひろ

ジョン・ウィック:チャプター2のひろのレビュー・感想・評価

3.8
監督をチャド・スタエルスキ、脚本をデレク・コルスタッドが務めて製作された2017年のアメリカ映画

凄腕の殺し屋ジョン・ウィックの復讐劇「ジョン・ウィック」の続編。今回は引退していたジョン・ウィックが再び殺し屋として仕事することになって揉めまくるという展開。大枠は型があるかのように似た展開なのだが、こういったシリーズ化されるアクション映画にはそういった型が必要なのだ

亡き妻と犬と車しか愛さないジョン。というわりに車の扱いが雑で笑える。最強の殺し屋なんだけど意外とやられるし、やたら車に轢かれるし、傷だらけ。タフにもほどがある。カンフーと柔道を組み合わせたアクションも目新しくて面白い。乱戦に柔道の組み技とかは危ない気もするが、もちろんうまいこと敵を倒す。なぜなら凄腕だから

この作品で面白いのはアクションはもちろんだけど、1番は殺し屋の世界観の描き方だ。無秩序であろう殺し屋の世界にルールがあり秩序が保たれるというのはかなり面白い。ホテルでは殺しご法度や通貨は金貨などのルールがカッコいい世界観となっている。ソムリエなど裏社会のスペシャリストもユニークな存在だ

キアヌ・リーブスは久しぶりに当たり役を得たわけだけど、口数が少なくアクションシーン多めの主人公がヒットしたのはすごいかも。「マトリックス」で共演したローレンス・フィッシュバーンとの再共演はちょっと嬉しい

完全にチャプター3への流れだけど、この勢いで面白い作品を作れたら本物だと思う。劇中に過去のエピソードがいろいろ出てくるけど、チャプター3の後にエピソード0もありそうな伏線だなあ。とにかくチャプター3が楽しみ
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