真っ黒こげ太郎

ジョン・ウィック:チャプター2の真っ黒こげ太郎のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

※今回はクライマックスの核心に触れているので注意。

「何もせずに立ち去れジョナサン…!」
「そうだジョナサン、立ちs…」(ズドン!!!)



前作の戦いから5日後。ズダボロになりながらも形見の車を取り戻し、完全引退を決意した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。

しかし、かつて誓印を交わしたイタリアンマフィアの幹部、サンティーノ・ダントニオに殺しの依頼を強要される。
当然ジョンは断るが、サンティーノに妻との思い出が詰まった家を爆破され燃やされてしまう。
怒りに燃えるジョンだが、誓印に従うのが殺し屋のルールなので、仕方なく依頼を受ける羽目に。

サンティーノの姉ジアナ暗殺の依頼を見事こなしたジョン。
しかし、ジアナのボディガードの恨みを買ったり、サンティーノがジョンの首に多額の賞金を掛けたりで、周りはすっかり敵まみれに!!!



希望を奪われ復讐に燃える最強の殺し屋の復讐劇を描いたスタイリッシュ・ガンアクション第二弾。
前作で復讐を果たしたはずのジョンがまたしても復讐目的で闇の世界に足を踏み入れてゆく。
(なお、前作から5日しか経っていませんwよく体力持つなぁ…w)

そんなこんなでパラベラムな3作目に向けての予習、第2弾!!
お話は「ジョンのかつての契約者が敵」だったり「殺し屋の皆さんが逆にジョンを追う」等、前作から様変わりはしているが、「亡き奥さんの遺した希望を奪われ復讐する」という基本プロットは変わらん!

まぁ今作のメインはアクションだからあんま気にすることはないが、冒頭の激しいアクションシーンから50分過ぎまではアクション描写は皆無。
珍しい銃器が拝めたりしたけど、正直、結構退屈だった。

しかし、中盤50分過ぎからは怒涛のアクション!
凄まじい勢いで前作以上のヘッドショットをぶちかます!!!
また本作では主人公のスーツが防弾使用になる=撃たれてもある程度耐えられることから中盤のガンアクションは完全にファーストパーソン・シューティングゲーム状態!

そんなこんなで後半主人公が復讐に動き出し、殺し屋の方々がお集まりになってからはアクションのつるべ打ち!!!
固めて撃つガンアクションは愉快だし、鉛筆ナイフやさりげない銃撃戦、ナイフバトルなどアイディアも多彩で観てて楽しい。
(つーか何度刺されても何度轢かれてもピンピンしてるジョンがヤバいw)

前作以上に「殺し屋独特の世界観」をしっかり描けていたのも愉快だった。
(特にホームレス殺し屋の下りやラスト。)
ボディガードの男や女殺し屋等、キャラがケレン味に溢れてるのもナイスだぜ!!!


しかし、あの結末…。
前作のタイマンよりは納得できる形だし、復讐は果たしたし、「近づく連中は片っ端からブッ倒すぜ!」的なジョンは超カッコイイけど…。
サンティーノを外に引っ張り出して殺れば良かったと思うのは俺だけだろうか…。
追記:そう思って「サンティーノ 外に出す」で検索掛けたらYahoo!知恵袋でその事を質問している人がいた。
皆考えてる事は同じなのね…。



細かい難点やかったるい所も多かったが、相変わらずすさまじい分量のガンアクション連発で楽しめた。
前作同様、シンプルに何も考えずアクションを楽しめるぞ!!!!

あの続きも気になるので続編も期待ですな。
今度は劇場で観るぞ!!!好きな俳優さんも出るし!!!


今後ジョンはどうなるのか…。
もう彼に安らぎは永遠に来ないかもしれんが…。
…とりあえずジョンが世界や己自身を呪いながら銃口を咥えて銃声と共にブラックアウト的結末とか勘弁してくれよ…。

…と思ったけど4作目の制作も決まっているらしいのでそれはないか。
ってもう4作目制作決まってるのかよ!!!はえーよホセ!!!
(ホセって誰やねん…。)