全編通して画面が鮮やかで美しい。
なんか正月向きな大作映画を観たなあ、という満足感があります。
ただ、内容はどうかと言われると、「これは映像に釘付けになって楽しむアクション大作だよね」と思います。
というのも、アクション以外の場面では「ここは中学校の教室か」と思うくらい、細かい相関関係の話をこねくり回していて、あんまり興味を持てないんですよね・・。
いろんなスパイが乱立してて対立構図もちょっと複雑だし、登場人物も多いし。シリーズを追いかけてきてない観客はちょっと置きざりで、どの名前がどのキャラなのか、把握が追いつかない時がありました。
見せたいのはアクションじゃないの?
矢継ぎ早なセリフとか多すぎる登場人物って、作品の良さを損ねてない?
ジャックリーチャーの方がすっきりしてて好き、って言ってもいい?(笑)
と言いつつ、
元日に観るには豪華で派手で、ばっちりの大作でした。逸話だらけのド派手アクションもしっかり堪能できました。
トム・クルーズは、このシリーズで「どこまでやれるか」に挑戦するのが楽しいんだろうなあ。昨日NHK で特番やってた、野球の大谷くんと通じるものを感じながら、じーっと見守ってしまいました。
観客を引き込むところ以外の、トムの役者としてのこだわりに、ちょっとエネルギーと手間を注ぎすぎなんじゃないの・・というのは多くの方がレビューに書かれてる通りかなーと思いましたが、
このシリーズについては、チャレンジを続けるトムクルーズありきでしょうから、彼の飽くなき挑戦に乾杯(笑)