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君の名は。の10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

君の名は。(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

3年のタイムラグを伴いつつ、夢を見る感覚で日単位の入れ替わりを経験する飛騨の少女と東京の少年が、過去の天災を回避、一方で記憶の中に存在するお互いを探し求める。「2013年、飛騨の三葉は、直近に発生する隕石墜落からの大惨事を無意識に予知し、2016年の東京の瀧に、人物入替りを通して、大惨事回避への行動を促す」と解釈したが、「人物入替り」「タイムラグ」「過去の修正」を組合せたストーリーは驚異的。その上で、新海が最も伝えたかったことは、記憶にかすかに残る人を探し求める感覚だと思う。私にもその感覚はあるが、本作ではそれが響いてはこなかった。エピローグの 2021年、並走する電車の窓からお互いを認識するあたり、「記憶と感情あるある」を言葉で説明されたような(私がアニメより実写指向なので、実写ならまた違った感想になったかも)。RADWIMPS、合っているのだろうが、個人的に好みでなく、隕石落下シーンでアゲてくるのは悪趣味(天体現象賛歌と同時に、結果的とはいえ災害賛歌にも聞こえた
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