バナバナ

何者のバナバナのレビュー・感想・評価

何者(2016年製作の映画)
3.5
僕は大学入ったら演劇サークルに入って、脚本書いて、最初はもちろん食えないけど、それが徐々に認められて人気劇団になって、時々テレビドラマにも出演したり、脚本を書く様な、工藤官九郎のような人間になりたい。
…と、演劇をやってる人ならば、こういう理想の自分を描いている人は多いだろう。
しかし、現実は厳しい。
もちろん、中には本当に実力が認められて目が出る人も居るには居るが、ドリームジャンボで1億円当たるよりも、それは難しいだろう。
まあ、そんなこんなで僕は普通に就職します。
…っていうか、その就職が難しいんじゃい!!!
と、すっかり心が病んでしまった学生の話。

誰が内定もらったかの腹の探り合いがすごかったり、まだ夢を追いかけているかつての友達が羨ましかったり、
また「俺は普通の学生とは違う。絶対人から羨ましがられる人間になってやる」という人が居たりと、
まあ、若いから何かになれそうな自分に期待してしまうのだけれど、
現実は厳しいよね…。

今時はネットで試験問題解答したりするんですね。
自信のある人も、自己アピールが下手な人も、謙虚な人も虚栄心の強い人も、成績意外で初めて他人に評価されてしまうこの時期。
あなたはどのタイプだろうか。
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