riesz77

何者のriesz77のネタバレレビュー・内容・結末

何者(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2017.4.15 in Newzealand Airline

2回目
1ヶ月前に一度見てつまらなかったけど、監督の演出とキャストの演技目当てでもう一回

あの小説を映像化したら、これ以上の演出はないと思わせる完成度。舞台と映画のフュージョンがすごく印象的で良かった

瑞希(有村架純)の、隆良(岡田将生)に対する長ゼリフがカッコいい、あとは主人公のダークサイドが暴かれるシーン、そのあとにしっかりオチが用意されているあたりもさすが朝井リョウさん

原作では光太郎が1番お気に入りだったけど、菅田くんはそれを裏切らずに演じてくれたので、結局好きな作品の1つになった。

山田孝之の達観した先輩役もハマってた。後ろ姿が印象的


2017.3.15 in QATAR Airline

1回目
原作がおもしろくて、ずっと観たかった映画。まさかのカタール航空で。期待値を高めて観た。そうするとやはりおもしろくなく、がっかり。
作品の全体を通しての鬱蒼とした暗い雰囲気が好きじゃない。拓人の醸し出す負のオーラが見ていて不快。こんな根暗な分析オタクは不愉快でしかないけど、最後に理香に本質をえぐり出されるシーンを発端に、いい風に変わっていく拓人の姿が良かった。人間は生まれ変われることを目で表現してた佐藤健の演技力は、剣心以上だった。キャスト目当てで観たけど、あまりフォーカスしてなかった佐藤健が1番印象に残ってる

あとは監督の演出が好きだった。ギンジをどう映すのか楽しみにしてたけど、原作に忠実にかつ舞台表現を巧みに活かしてた。しかもいいタイミングで挿入するこの演出に違和感がまったくなくて、三浦監督が演出する舞台が観たくなった。

中田ヤスタカと米津玄師のNANIMONOが個人的にクリティカルヒット!
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