(ナチスドイツVSロシア諜報部+オカルト)×アニメ=本作品。
製作者のミリタリー萌えが、画面の至るところから伝わってくる作品でして、人物描写よりも戦車とか爆撃シーンとかの方に力が入っています。
僕はそちら方面に疎いのですが、見る人が見れば色々と分かるのでしょうね。
ただ、最初にも書きましたように純然たるミリタリー物ではないので、そのあたりに拘りがある方にはお勧めしません。また、映画に染み入るような余韻を求めるような方にもお勧めしません。
というのも、本作品が花開く舞台は映画でなくゲームだと思うからです。
ジャンルはRPGでも良いと思いますが、舞台が外国(ロシア)であることからして、バイオハザードとかサイレントヒルのようなアクションアドベンチャーの方が合っているかもしれません。
ゲーム内容としては…。
主人公はロシアの美少女。超能力を使えます。武器は剣です。
彼女の仲間は4人。イケメン。姉御。体力自慢のマッスル。素早さ自慢の少年。それぞれに固有の特殊能力あり(註・本作品では披露されていません)。
主人公たちと対立するのはナチスドイツ。追手としては金髪巨乳美女。街中や列車の上とかで戦闘を繰り広げます。
舞台は現実だけではなく、黄泉の世界にも赴きます。黄泉の世界では時間制限があり、戻ってくるのに手間取るとゲームオーバーです。
雑魚キャラはゾンビだったり悪想念だったり。普通の敵軍兵士もあり得ますね。
と、ここまで書いてみて、本当にPS4で発売されているゲームのようですな。
でも、これは本作品の中で描かれている内容なのです。もしも、こういうゲームのような映画を観たい、と思っている方ならばピッタリだと思います。
あと最近のゲームでよく見ることがある『作品単体で完結していない』というのも備えていますよ!…って公開されてから6年…続編の話は聞きませんが…。