こたつむり

ファースト・スクワッドのこたつむりのレビュー・感想・評価

ファースト・スクワッド(2009年製作の映画)
2.5
(ナチスドイツVSロシア諜報部+オカルト)×アニメ=本作品。

製作者のミリタリー萌えが、画面の至るところから伝わってくる作品でして、人物描写よりも戦車とか爆撃シーンとかの方に力が入っています。
僕はそちら方面に疎いのですが、見る人が見れば色々と分かるのでしょうね。
ただ、最初にも書きましたように純然たるミリタリー物ではないので、そのあたりに拘りがある方にはお勧めしません。また、映画に染み入るような余韻を求めるような方にもお勧めしません。

というのも、本作品が花開く舞台は映画でなくゲームだと思うからです。
ジャンルはRPGでも良いと思いますが、舞台が外国(ロシア)であることからして、バイオハザードとかサイレントヒルのようなアクションアドベンチャーの方が合っているかもしれません。

ゲーム内容としては…。

主人公はロシアの美少女。超能力を使えます。武器は剣です。
彼女の仲間は4人。イケメン。姉御。体力自慢のマッスル。素早さ自慢の少年。それぞれに固有の特殊能力あり(註・本作品では披露されていません)。
主人公たちと対立するのはナチスドイツ。追手としては金髪巨乳美女。街中や列車の上とかで戦闘を繰り広げます。
舞台は現実だけではなく、黄泉の世界にも赴きます。黄泉の世界では時間制限があり、戻ってくるのに手間取るとゲームオーバーです。
雑魚キャラはゾンビだったり悪想念だったり。普通の敵軍兵士もあり得ますね。

と、ここまで書いてみて、本当にPS4で発売されているゲームのようですな。
でも、これは本作品の中で描かれている内容なのです。もしも、こういうゲームのような映画を観たい、と思っている方ならばピッタリだと思います。

あと最近のゲームでよく見ることがある『作品単体で完結していない』というのも備えていますよ!…って公開されてから6年…続編の話は聞きませんが…。
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