まっつぁんこ

青空エールのまっつぁんこのレビュー・感想・評価

青空エール(2016年製作の映画)
4.5
末娘のゆっけとクソ暑い中参戦してきました。
原作漫画のような少女漫画には食傷気味ということで、やや嫌々ながらついてきました。
そんな調子なので開場後にのんびり到着。
会場内は9割方女子でいっぱいでしたが一席なら空席がある。
映画なんか見ている時はひとりなんだから並んで座る必要なし。
ということでベストポジションを別々に確保できました(笑)

映画はまったく期待していなかったけど今年観た邦画の中ではベスト候補。
〝ちはやふる” なんかよりこちらの方が断然よかった。

ストーリーは、素人からトランペットに取り組む内気な少女小野つばさと野球少年山田大介くんのビルディングストーリー+ちょびっと恋模様。
ゆっけは、いまどきあんな爽やかな男の子いるのかよ?と言っていたので、いちおう「いる!」と断言しておいた。(笑)
やっぱり何かひとつのことを一所懸命やるというのは大事なことであります。
たとえ夢がかなわなくてもね。

野球だって、県大会勝ち残れるのはたった一校。
あとは全部負け。
全国大会に行っても同じ。
世の中 99.99% 以上が敗者。
なんでも同じ。
高校でも大学でも社会人になっても同じ。

映画は主人公二人の高校三年をえがく。
当然のごとく1年目は挫折の連続。
これが半分。
あと二年どうするんだよと思ったら、二年は飛ばして三年でした。
やるなあ(笑)

ラストは予想はつくんだけど、おっさんでも目頭があつくなりました。
描き方がうまいです。
さすがは三木監督といったところ?

あとはキャストもよかった。
ちょっと内気で暗めの小野さんを演じた土屋太鳳。
イケメンだけど爽やかで親しみのわく竹内涼真。
でこぼこコンビの選択が大正解。
先生役の上野樹里もはまっていました。