めかぽしや

シング・ストリート 未来へのうたのめかぽしやのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

“ロックをやるなら笑われる覚悟をしろ!”
主人公、コナーの兄が言った言葉。

先人達は大きな覚悟をもってロックに挑んだろう。


バンドをするきっかけは多くはモテるためと聞きます。
コナーもしかり。
一目惚れしたラフィーナの気を惹く強い思いがあったらこそ。

バンドを組んだコナーは兄にアドバイスを求め、兄が渡したアーティストの影響をモロに受けているのが何とも面白かった。
始めはデュランデュラン、ジョー・ジャクソン、ザ・キュアー、スパンダー・バレエと曲調もファッションもコロコロと変わって、心くすぐられるポイント。

“フィル・コリンズを聴く男に女は惚れない”と兄。
思わず笑ってしまった。。。


なんてことない青春学園モノがサントラの良さで素晴らしく良い作品になり、
ましてや80'sLOVEの私にはツボすぎな作品でした。



コナーの家庭環境やラフィーナの環境、アル中や薬中な親、閉塞感からロンドンへ若者は行きたがり、けして良い時代ではないダブリンの背景。
だけど、
“すべての兄弟たちへ”と最初の言葉に本作の想いが沢山詰まっているように
キラキラした時代を駆け抜けた少年達がとても眩しく輝いていました。

とりあえず、サントラはヘビロテです。
めかぽしや

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