1953年、韓国軍の伝令兵ナムボク(ソル・ギョング)は第一級機密文書を届けるよう命じられるが、カバンごと紛失してしまう。そのカバンを拾ったのは北朝鮮軍の新人兵ヨングァン(ヨ・ジング)だった…。
1950年に北朝鮮の侵攻よって始まった朝鮮戦争。3日で陥落したソウルを3か月で奪還したという歴史は様々な映画から学びました。
この作品は戦争映画でありながらコミカルに描かれ、北と南の主人公二人がそれぞれ銃殺を逃れて家に無事帰ることができるのか？という物語。
演技派女優キム・ソニョンの登場でさらに和みました。
北と南の兵士も共に時間を過ごすことによって相手に情を抱くようになり、敵対しながらも協力して苦難を乗り越えて行く様子も描かれています。
二人のシーンはほのぼのコミカルに描かれていますが、一転、戦争映画であることも思い出させられる銃撃戦の激しい場面もあり、戦争に行く前の出来事に想いを馳せる場面もあり、人と人の繋がりを描いた物語でもありました。
戦争に行った人の帰りを待つ人の姿を考えると辛すぎました。
ただほのぼのした展開では終わらせない韓国。最後の展開まで気が抜けない作品でした。
