予告編が一番面白いパターンのやつ
90年代〜00年代初頭あたりに乱発された懐かしのディザスタームービーを彷彿させる今作。
この手の作品において科学的考察をするのは野暮ってもん。ツッコミだしたらキリがないですからね。
なので、個人的にはとにかくド派手でとんでもないことをどれだけ見せてくれるかどうかが評価の分かれ目になります。つまるところ、それさえ良ければ後のストーリーがどれだけ駄目でもいい！
しかし、残念ながら今作で起こる災害のほとんどはどっかで見たことのあるようなものが多くて、新鮮味に欠けました。
「デイ・アフター・トゥモロー」「2012」「ボルケーノ」「アルマゲドン」などをごちゃ混ぜにした感じでしたね。
ストーリーがこういった作品では珍しくサスペンスぽくなっているところが今作の特徴なんでしょうが、起こっている事態の大きさに比べて、動機がショボくて拍子抜け。
黒幕は誰？といったって、エド・ハリスが出ている時点で…ねぇ…。
あと、はじめにツッコミは野暮だと言ったけど、これだけは言わせて！
電源入れ直すと駆除されるコンピューターウイルスって(笑)。調子悪いからとりあえず電源抜いて入れ直すって、素人がやるやつじゃん！
司令室？管制室？にデカデカと映し出されるカウントダウンの表示もダサかった。
うーん、悪口ばっかりになっちゃったけど、本当はこの手の作品は結構好きなんですよね。今作にはちょっと期待していただけに残念でしたね。
Rotten Tomatoesの評価が10%台という酷評っぷりも頷ける。
唯一良かったのはアビー・コーニッシュが演じた女性SP。銃を構える姿がカッコよかった！
