Melko

テイキング・オブ・デボラ・ローガンのMelkoのレビュー・感想・評価

3.4
「ママ!そいつに負けないで!」

あーあー。そうゆうことだろうとは思ったけども。
ビジュアルもまぁまぁ怖かったけど、それよりもめちゃめちゃ音で怖がらせてくる。
それがすごいうるさ過ぎるのでちょい不快に。
イヤホンして見てたけど、話し声と驚かし音の差がありすぎて、途中からイヤホン外したし、ずっと見てるとすごい疲れるので半分流し見。
ただ、みんなが喋ってる英語がめちゃくちゃシンプルで簡単なので、流し見でも全然大丈夫だった。

インタビュー用記録映像と一人称視点の映像は臨場感があっで良いが、グワングワン揺れるので酔ってしまう。
あとなんかアレだな、この作品に出てくる男はみんなヘタレ気味なのが気になった。
取材を申し込んだミアは義務感から離れなかったんだろうけど、男達は愛想を尽かすのがあっとゆうまじゃないかい?

こうゆうのもそうだし、宗教もだけど、やはり人の心の弱さにつけ込んでくる悪い奴は必ずいる。
デボラの場合は認知症……自分が自分でなくなっていってしまってるのはホントに心細くて弱くなってしまうだろうから、こうゆう心の隙が生まれてしまうのは致し方ない気もする。
負けないためには、
日頃からいろいろなことをたくさん話し合えて、心を許せる他人がいること
命をかけて自分を正気に戻らせようとしてくれる家族がいること
が大事なのかな…

この映画を語る上で必ずと話題にあがる、有名なクライマックスのキャー!なシーン。
CG感が凄すぎて、キャーって言うより、
う、うわぁ〜〜て感じだった笑

まぁなんといってもデボラ役を演じた女優さんが凄い。文句なしのMVP
おっかなくて怖いシーンもさることながら、苦しみながら孤独に戦う切ない姿もなかなかだった。

あのラストは不気味でいいのだけど、デボラ…どうなっちゃうんだろう…
ああゆう時こそ、自分が真に好きなものと向き合うタイミングなのでは。戻ってくるために。
Melko

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