takumi

ザ・プレデターのtakumiのレビュー・感想・評価

ザ・プレデター(2018年製作の映画)
4.1
墜落した宇宙船と任務中に遭遇した主人公マッケンナは命からがら逃げ出し、プレデターの装備を証拠として実家に送るが、それが原因で2匹のプレデターに息子が狙われることになり…

監督は第一作でプレデターに最初に殺されたメガネ野郎ことシェーン・ブラックということで期待していたプレデターシリーズ最新作、大満足です! 大小2匹のプレデターが景気よく人間どもを血祭りにあげていくアクションてんこ盛りな展開に、それに立ち向かうハイテンションなイカれ軍人たちのアツい友情ドラマにもグッとくる、実に見応えのある100分間でした。

個人的に大好きなアクションコメディであるナイスガイズの監督の作品ということでシリーズ中でも一番コミカルでした。イカれた軍人たちのやりとりは笑えるし、プレデターのお茶目な行動まで見れて楽しかったです。その中でも親子愛やアツい友情といったドラマパートもしっかりしていた印象。無駄な登場人物が少なくて良かったです。

科学者という設定をド忘れして途中から軍人並みの戦闘能力を発揮するオリヴィア・マンにはビックリしましたけど戦うヒロイン感が板についていたので良かったし、イボンヌ・ストラホフスキが出てたのもポイント高かったです。ただ、ストーリーや設定がかなりガバガバなのでそのあたりは結構気になりましたね。

とはいえ、通常サイズのプレデターの施設内での血みどろ殺戮劇は実に愉快だったし、そのプレデターをいとも容易く蹂躪するバカでかいプレデターの圧倒的戦闘能力もすごかったです。最後プレデターを倒すときにもうひと工夫欲しかった気もしますが、施設内やジャングル、宇宙船といった色んな場所で戦ったりとアクションは本当にてんこ盛りでとても良かったです。

今までのプレデターの中ではAVP2に出てくるザ・クリーナーが職人気質で一番好きなので、それを超えるプレデターが現れなかったのは個人的にやや残念でしたが、期待以上に楽しめたシリーズ最新作でした。ややグロめですが、万人が楽しめるアクションエンタメ作だと思います。

最後に、パンフレットは過去作の解説はあるものの、プレデターの装備図解とかを期待してたのに全然無かったし情報量が全体的に少なめで少し残念です。
takumi

takumi