良かったとこ ハリソン・フォードの老境演技
体力的にアクションは期待できない代わりに、年老いたヒーローとしての感情が表現できているのが良かった。特にクライマックスでインディが希望する結末は、その時のハリソン・フォードの表情によって説得力がある願いになっていた。
ダメだったとこ1 アクション演出の下手さ
脚本だったら面白そうなアクションシーンがことごとくすべっていた。カット割りが細かすぎることや、サスペンス演出のタイミングが早かったり足りなかったりしたおかげで、アクションがことごとく企画倒れになってしまっていたのは残念。特に酷いのがモロッコのカースタントで、長い割に全然面白味がなかった。
ダメだったとこ2 CGと特殊効果に頼りすぎ
まず、冒頭の列車のシーンは、面白いプロットなのに誰もがCGと分かることをやっているて、ディープフェイク感が強すぎる。終盤の飛行機のシーンは、本当に飛んでいる感覚はしないし、かといってCGなりの派手なドッグファイトもないしで中途半端。
むしろ、洞窟に入ってからのシーンの方が、明らかにスタジオで撮っているのに活劇としては活き活きしてくるのが皮肉的だった。
