ゆう

ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆のゆうのレビュー・感想・評価

3.7
ファン・ジョンミン好きの方に勧められて鑑賞。

実在する登山家オム・ホンギルと仲間たちの物語。かつてヒマラヤ4座をともに登頂した後輩ムテクが悪天候のため、下山中に遭難死したとの報せが入った。遭難した場所は地上8750メートル。過酷な状況下での遺体回収は絶望的だったが、ホンギルはかつての仲間たちを集め「ヒューマン遠征隊」を結成。エベレスト山頂付近に眠る仲間の亡骸を探しに向かうが…。

山に魅せられた男たちの話。
正直、1回目の鑑賞では、なぜそこまで山に登るのか、そのモチベーションが十分には理解できなかった。

自分の命が危うい中、一瞬の判断が命とりになりかねない。しかも8000メートル級の山ではそれが何度も何度も登山者を襲う。
ただでさえ過酷な状況なのに、遭難した仲間の遺体を回収しにいくなんて、
山に登る時点で、遭難も、遭難後に遺体が回収されないことは、誰しも折込み済みなのではないか?と、ある種冷ややかな目で観ていたが…。とはいえ、それでもやっぱりファン・ジョンミンのおかげで泣ける映画にはなっている。

この感想を直球で伝えたところ、ドキュメンタリー映画「メルー」を勧められる。「メルー」鑑賞後、もう一度この映画を観たくなった。全く違う感想を持つことは間違いない。

とにかく、すごい映画。
実話が完全に物語を超えている、と思った。

※もう一度観たら、また感想を書き込みます。
ゆう

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