少女はなぜ殺されたのか
ジェレミー・レナー主演のインディアン居住地を舞台にしたサスペンス映画。
これが本当に監督デビュー作？と言いたいくらいテンポが良くて堅実な映画でした。特に派手な展開もなく、シンプルな構成な話運びなのですが、それゆえにストーリーとテンポで勝負みたいなところで大勝利をおさてめている印象です。めちゃめちゃ面白い。
普通のバディサスペンスものとして消費するにはあまりにも惜しい。
お恥ずかしながらインディアン居住地のことも、ネイティブ・アメリカンのことも何も知らなかったので、随所で「ん？」と疑念を抱きながら最後のテロップを観て衝撃を受けました。
それから色々と調べ、ネイティブ・アメリカンのことを知るたびにひっかかっていたところにカチッとピースがはまるように「そういうことか」「そうだったのか」と納得がいきました。
問題提起という面ではあまりにも考えさせられてしまう。黒人差別や女性差別については昨今いろんな媒体で問題提起がされてあり、わたしたちも考える機会が多々ありましたが、ネイティブ・アメリカンについては考えたことが無かったです。恥ずかしながら。
思えばネイティブ・アメリカンなんて言葉もどうなの？って感じですかね。琉球民族やアイヌ民族をネイティブ・ジャパニーズって雑に括る感じなのかな
