肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

クロムスカルの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

クロムスカル(2009年製作の映画)
2.9
序盤から結構吹っ飛ばされまくる不屈の精神の棺コレクターが魅せる執念の惨殺・追走劇はツッコミ所が渋滞する"古き良きB級"スプラッター(もはやコメディ)ホラー
と言っても、プロットはB級以下でもゴア&スプラタはジャンル好きに過不足ない「匠」を感じさせる"本格派"なんだぞ!🌚

といってもやっぱり「B級ホラー」の域を出ないので過剰評価をするまでもないのですがw
2009年の日本未公開グロ映画がなんで今さらなのかと、さっさとAmazonPrimeで配信していれば良かったような作品ですが、年代なりの"限界テクノロジー・ホラー"としてその風情を楽しむのも乙なものですねw タイムスリップ感というかw
もう本国の公開年には日本でもiPhone 3GSが開始され、そこからスマホ全盛期へと発展していく"時代の節目"ホラーとも言えます。パソコンの通信方法もWi-Fi全盛期じゃない田舎・時代設定なのか有線通信のもたつきが描かれていて、そのイラつきでさえ"懐かしい"気持ちで眺められるというかw

そうそう、この映画の主人公およびヒロイン(ボビー・スー・ルーサー)が生存してほしくなさは異常www
映画レビューで再三主人公の言動が気に食わなかったり、不自然であるという理由から評価を下げるような事はしない的な事を言ってきましたが、ちょっと彼女は枠外ですw
「B級ホラー」の条件として、"登場人物の言動のアホさ"、"親切な人から死んでいく"、"銃はあさっての方向に発射"、"中途半端な美人のヒロイン"等々ありますが、それが気持ちいいくらいに当てはまり、加えて主人公は記憶喪失で"自分の記憶を取り戻すことしか考えてない"ので、助けてくれる親切な人ら含め他人の"足を引っ張りまくり"ますwww

だから不思議な事にホラーアイコンとしての骸骨マスクに対してカッコいい!痺れる!とかではなく、「早くアイツを処して!!」という何故か"応援姿勢"で見ている事に気づきます(笑)
やっているのは、ただ婦女子を拉致しまくりのタクティカルナイフで惨殺するのを楽しんで撮影するだけのキチガイ変態以外の何者でもないんですけどねw

世界的に有名なホラーアイコンキャラクターと違い、無敵なようでいてよく吹っ飛ばされるクロスカさん。
そんなホラー・ヴィランにはあるまじき"スキ"が余計可愛げがあって応援姿勢にもなっちゃう不思議なおヒト(笑)
そして地雷ヒロインの勝利だってヒロイン自らが大健闘して掴んだものではないのがまた、(誰かこいつを〜〜!!)と一段とイライラを募らせるシュールコメディへと変貌するのです。

そしてお宝映像なことにゲースロの最狂女王サーセイ・ラニスターことレナ・ヘディさんが『ターミネーター/サラ・コナー・クロニクルズ』繋がりの(特殊メイク)監督の友情出演で、言うまでもなく変態マスクの毒牙であんなことに!?なっちゃいますwww
これこそタイムカプセルを開けたようや感覚で、最高権力者として人を意のままにぶっ殺してきた役を掴むまでは、自らも無惨に殺される役を積み重ねてきたのだと涙なしには見れない不思議な感覚に落とされますw
まあゲースロファンには一切通じない感覚ですが(笑)
サラ・コナー〜繋がりではゼロ年代のファッションロッカーみたいなビジュアルの(ホントにミュージシャンだった件)トーマス・デッカーさんも出演し、なんとこの映画の2にも出演(だからなんで配信しなかったんだbok…)して続編制作の驚きも、どれだけク◯続編だったか(勝手な決めつけ)も気になりますw

何が残酷過ぎだよ、過激度正直査定映倫さんが「R15」と低レベルとおっしゃってるじゃないかケッ!!と詰るつもりが、ちゃんと人体破壊、顔面に傾注の特殊メイクはCG以前技術としては目を見張るレベルの"時代の進化(経過)"感じさせるセンスでした。
10年以上前の古い映画なのに、人員目的のレーティングのせいか残酷とはいえ、オブジェのような死体にボカシがかかってるのが妙にイラッときますね…(時効で出し惜しみするなよの精神w)
続編ミニシアターに飛びつくよとまではいかなくても履修して損のない「ホラーシリーズ」です。続編待ってますよ!😉