ひろ

わたしは、ダニエル・ブレイクのひろのレビュー・感想・評価

4.5
ケン・ローチ監督によって製作された2016年のイギリス/フランス/ベルギー合作映画

第69回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した

大工一筋で生きてきたダニエル。心臓を悪くして働けなくなったダニエルは給付金を貰おうとするが、お役所の手続きでたらい回しにされ…

素晴らしい!
社会派ケン・ローチ健在
もう80歳のじいさんだけど、この監督はずっと変わらない
常に労働者階級目線で物語を描き続け、有名な俳優も使わず、社会に訴えかけ続けてきた

愛する妻を亡くしながらも実直に生きるダニエル。口は悪い時もあるけど心優しいダニエル。なんか自分の祖父とダブって最初から涙目で鑑賞

合理化していく社会。まっすぐ生きている人が報われない社会。誰がこんな国にした。人を人として扱わない社会に幸せなんてあるのか?
ケン・ローチは投げかける
ケン・ローチは怒り続ける
ケン・ローチは叫び続ける

映画音楽なんて必要ない
魂が込められているから
わたしは、ダニエル・ブレイク
いや
わたしは、ケン・ローチ
そう聞こえた
ひろ

ひろ