噛む力がまるでない

ハクソー・リッジの噛む力がまるでないのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
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小難しいことはよくわかりません。「信念を突き通せば奇跡のような勇気になる」という少年漫画のようなテーマをわたしは受け取りました。
メル・ギブソン、さすがです。うまいなと思いました。

共通項の多い作品であるスコセッシの「沈黙」。そのひとつのアンサーを見た気がします。
アンドリュー・ガーフィルド演じる神父が求め続けた神の声。この映画に響く負傷兵士のあの声こそ、聞きたかったそれだったんだよ!と不思議と思わずにはいられませんでした。

デズモンドが戦場に行くまでの間は、嫁とのラブラブモードが多すぎてえらく能天気っぽく見えてしまい、いざ「銃を持ちません!」って言われてもなーんか説得力に欠けたような。 不殺の誓いを絶対的なものにする描写はあるものの、書き込み不足なように感じました。

しっかしまあ、疲れたっす。