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鋼の錬金術師のkeeper7のレビュー・感想・評価

鋼の錬金術師(2017年製作の映画)
2.4
つれが熱烈コアファンなので連れられ鑑賞。
ファンから酷評されてるのは知っている。なので一映画ファン目線での感想。

始まって数十分は何だかとても居心地が悪い思いで観ていた。
原因は多分東洋人顔に金髪が載っている事の違和感で学芸会を観ている様な気分になったのとエンヴィーというキャラクターのヅラといでたちが余りにイタかったからだと思う。段々慣れてはいったが、、ホークアイ役の子も酷かったがこっちは最後まで違和感が消えなかった。
ハリウッド映画などはコミックスが映像化される場合はその辺りがよく考慮されている。衣装などは原作イメージを保ちつつ壊す部分は壊して寒さを回避するデザインに改変される場合がほとんど。むしろ原作よりカッコよく自然になってる場合が多い。でその辺りについて原作ファンが何か言うといった事はあまり聞いた事はない。
この作品はまずその辺りが分かっておらず漫画原作ものを映像化する時点でファンからの酷評などデフォと考えなければならないのを、まず安易にキャラクターの見た目だけでもと媚びて原作に忠実にしようという(コスプレだったが)プライオリティとしても考えとしても間違った選択をしてしまっている。

原作ファンからしたらストーリーもダメらしいが、そこは長編原作を2時間に納めるために必ずついてまわる部分なので仕方がないと思いつつも中盤からクライマックス辺りまで非常に退屈だった。(冒頭以外ほぼ全部)
監督があまり聞き慣れない方なのでチェックすると過去に観た鬼つまらなかった作品数本を手がけていて納得した。

CGも邦画にしては良く出来ている方だが、出来の良い箇所悪い箇所と落差があり一概には褒められない。

個人的には冒頭部分のチェイスと対戦の様なアクションやスピード感が要所要所にあってラストに盛り上がる戦闘などがあれば印象はちがったかも知れないが、それはそれでファンにはまた違うのだろうな。
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