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SISU/シス 不死身の男のkeeper7のレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
3.6
“全ての希望が失われた時、「Sisu」は現れる”

Sisuとはフィンランド語で、強引にひと言でいうと"決して諦めない意志の強さ"と言う様な意味だそう。
(邦画タイトルは「イモータル」になる模様、知らんけど)
まだフィルマに作品アートが無いのが何とも寂しいが、本作のトレイラーからしてシビれまくったので観るしかないと思っていた。

シンプルなストーリーにこのトレイラーの感じ、ランボーやジョン・ウィック好きならたまらないと思う。
実際監督によるとランボーからのインスパイアはあるそう。
個人的にはその他にも「マッドマックス」「インディ・ジョーンズ」などを彷彿させ、絵作りなど「300」ぽさも感じた。設定があるある過ぎではあったが、ちゃんとエンタメ性もあるしゴア表現の高さがそれらの作品と一線を画していてとても良かった。

フィンランド映画ということでフランスとかイタリア映画みたいに少し演出などにクセや違和感などがあるかと思ったが、そんなこともなく非常に観やすかった。ランニングタイムも丁度いい。
続編も作れそう。

1匹狼が無双する作品が好きなら必見!


【あらすじ】※一切情報無しで観たいならスルーで

第二次世界大戦中のフィンランド。
1人の年老いた金鉱探鉱者が一匹の犬と馬と細々と暮らしていた。ある日男はついに大量の金を掘り当てる。

街へ行く荒野の途中、男はナチスの小隊とすれ違う。行く手を制止され、案の定ナチスに金塊を奪われ殺されそうになるが、一瞬の隙をつき反撃に出る。
男は重症を負いながらも金塊を取り戻し、なんとかその場を逃れる。

ただの老ぼれだと思っていた男に仲間を大勢殺されたナチス達は報復と金塊を奪うため執拗に後を追うが、男が落としたネームタグの情報により無線で将軍からその素性を知らされる。

かつて男は元フィンランド特殊部隊員でロシア兵をたった1人で300人血祭りに上げた伝説の兵士「イモータル」(不死身)なのだと---

だがナチスどもは伝説など聞く耳を持たず男を追う。
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