このレビューはネタバレを含みます
結論から言うと「光るものはあるけれど、もっと面白く出来たんじゃないだろうか？」という感想。
興行的失敗とか言われてますけど、それほど酷くはないです。ファンはふつうに観に行って良いんじゃないですかね？
SF西部劇として十分楽しめる。ハンが初めてファルコンを操縦するシークエンスからの一連のチェイス劇、宇宙ポーカーのシーンなどいいシーンも沢山あります。(全て予告編でやってるからネタバレになりませんよね？w)
個人的にはローグワンより好きです。
その上で、やっぱりこちとらオタクなんで、以下、小言をw
やはりフィル&クリスの降板の影響は感じないでもなく、ストーリーのテンポや流れがノッキングしてる所もあり、各キャラクターの役割や設定を試行錯誤した後が明らかにあり、整理しきれてないです。
もちろん、ロンハワードになってブラシュアップされている箇所もあるかもしれませんので「たられば」は神のみぞ知るですが、どうしてもフィル&クリスのファンとしては贔屓目で観てしまう。
大型フランチャイズ作品の舵取りの難しさを思います。
アイ❤︎チューイ派としては、ハンとの出会いやらイチャイチャやら活躍が楽しみだったのですが、うーん、、映画史屈指の名コンビの誕生物語としては、語りが浅いかな、、、例えば、ハンがウーキー語を「喋れる」って設定はどうなんだろ、と。明らかに無学なハンが「たまたま」喋れる、というより、最初はコミュニケーションが取れないんだけれど、徐々に以心伝心、絆を育てていくというバディプロットの方が説得力ありませんか？まぁ、オタクの「俺の考えたSW」の妄想の域を出ませんが。
あ、でもランドとの絡みはいいですね。ドナルド・グローヴァーakaチャイルディッシュガンビーノ、良い仕事してます。
エミリア・クラークakaカリーシィakaキーラはさまざまな衣装で登場してきて眼福で嬉しいでのですが、いかんせんキャラクター設定が甘いというか、弱いですね。挙げ句の果ては、次作に向けた製作側のスケベ心でオチは中途半端。むーん
これはスターウォーズフランチャイズの今後の課題かもしれませんが、ローグワンに続く製作トラブルや、今回の興行的失敗を見るにつけ、「スターウォーズで商売をする」危険性というか、急速に求心力や遺産を浪費している懸念。
乱暴に言うと「これってスターウォーズである必要性あるの？」という、、
まだまだ少ない情報を漁って、楽しんでいだ子供の頃と比較すれば、そりゃ毎年新作が公開される現状は天国の様なんですけれど、本当このままでいいの？っていう不安も感じない事はないのです。
