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アルジェの戦いのreifのレビュー・感想・評価

アルジェの戦い(1966年製作の映画)
4.2
アルジェリア独立運動の血と涙の物語。抑えたジャズのように熱いです。植民地で優雅にお茶を飲むヨーロッパ人居住区に爆弾テロだ! 宗主国フランスから鎮圧に乗り込んでくる空挺団を率いる中佐が切れ者。容赦なく組織を切り崩し拷問しマスコミ対応もそつがない。やっていることは弾圧なんですけどね。封鎖されたアラブ人居住区の上を飛ぶヘリコプターの威圧感と、それを見上げる地の人の無力感にグッとくる。自分は横田基地の横に住んでいるもので、人一倍感じる。名のなき民のうねりがデモになる終盤は胸熱で涙が出る。土地は、住んでいる人のものだ
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