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哭声 コクソンのtetsu3のレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
4.5
やべーもん観た。。。
観る側に主導権渡さない感はんぱない。
後半ずっと口に手を当て続けてた。

感想はちょっと心が落ち着いてからにしよう。

(しばし休憩。心を休める。)

・・・。

何を信じたらいいのだろう。
誰が絶対悪だったのだろう。
見えていたのは全て真実か。
果たして救いはあったのか。
誰が見たものが真実なのか。

かなりの部分を観客に委ねている。 が。
絶対に主導権を持って観ることを許さない。
それは、この映画のジャンル判断も同様。
凡庸な主人公と周囲の人物との間抜けな会話。
気の抜けた後にやってくる凄惨なシーン。
誰が誰に対し、何の為なのかわからなくなる祈祷。
人間的でない國村隼と人間臭い國村隼。
こういうことだったのだな、と思った自分を、すぐさま否定したくなる展開。

とにかく濃密な156分。
娘役の熱演は、エクソシストを彷彿とさせる。
あらゆる登場人物の"哭声"が耳に残る。

もう一度観たら、もう少し解釈できるのかもしれない。
でも、その勇気は今の僕にはちょっとない。
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