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ワンダー 君は太陽のもじゃのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.5
「息子(サン)の周りを回っているから」

先天的な障害で何度も顔を手術しているオギーは5年生から学校へ。彼は溶け込める?家族はどうする?

辛いことがあっても必ず乗り越えられるし、世界は優しさに溢れている、自分次第なんだというお話。友達が増えていく所はうぉー頑張れーと思った。
太陽であるオギーの話は勿論だけど、惑星や衛星のストーリーも素敵だ。構ってもらえない姉、人目を気にして距離を取ってしまう友達、誰にでも覚えの話だと思う。犬かわいい。

オギー役ジェイコブ・トレンブレイ君は「ルーム」の子。末恐ろしい子役なので順調に育って欲しい。ジュリア・ロバーツやオーウェン・ウィルソンの両親は大物なのに普通に居る。姉役の地味な感じも良いし、その友達役ダニエル・ローズ・ラッセルの美しさに気づいてしまったのでドラマの「レガシーズ」見なきゃ。

作りは基本的にオギーの学校生活を中心に進むので、初登校からが話の中核。想像通りに進むけれど、30分おきくらいに別人物達の独白が挿入されて、不意打ち的にグッと来てしまう。にくいぜ。軸になるラインを彩る周囲のストーリーが絶妙な群像劇の仕上がり。完璧と言えるかもしれない。

こういうのテレビでたくさん放送すればいいのに、って作品。
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