優しい雰囲気に包まれたよい作品でした。先天性の病から醜い(と普通の人は思う)顔に生まれた少年オギー。5年生になって初めて学校に行き始めた彼の一年間の成長の物語。彼の回りの人たちが素敵でした。
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ストーリーの感想はさておき、この作品の中で心に響いたのは次のprecept(処世訓)
「親切なことをするか、正しいことをするか、どちらかを選ぶ時は親切なことを選べ」
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初めて聞いた言葉だったので、響いたというより半分疑問符つきで心に残ったという方が正確かも。この二つは多くの場合両立する気がしますが、時には相反する場面もあるでしょう。それはどんな場合でしょうか? 具体的場面をイメージして下さい。
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(A)親切だけど正しくないこととは? その反対の(B)正しいけれど親切ではないこと、とは?
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私の想像した場面は、どちらにすべきか悩みそうなシーンばかりでした(正しいことを選びそうな場合も結構ある気がする)。それでも親切な方を選べというのは、何故なのだろう?
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「情けは人の為ならず」的なことなのかな? 意味深なpreceptです。覚えておこう。