ロシア製⁉︎
これは濃厚なダークファンタジーが拝めるぞ！と勝手に物語を膨らましていました。ジャケットの匂いからしてエモい、こうなんて言うか哲学っぽいシュールレアリズム的な 厨二を拗らせ倒したアニメ映画のような 超方向音痴な期待をして蓋を開けてみると、なんとストレートなファンタジーでしょう。
他の方のレビューを読むと、なるほど話のメロドラマっぽさは前提として、ハリウッドが失いつつある映画作りといった見方が面白いと思いました。
確かにこのようにストレートなおとぎ話をしっかり描いたのは今では新鮮に感じます。プロットはまんま美女と野獣ですね。
ドラゴン役の役者さんは素晴らしい肉体美でうっとりします、ひと昔前のジョンガリアーノのモデル並みです。女優さんは可愛いんですがどうもキャラは好きになれず。
役者の演技は評価したいんですが、ドラゴンと言えどどう見てもヒューマンのイケメン君と美女がいちゃいちゃしてる場面が多過ぎて、あれ？安い少女漫画見てんのかな？と本気で疑ってしまいます。そもそもドラゴンがイケメンという時点でどうしても引いてしまうのはモテない男の性でしょうか、もう監督の頭ん中お花畑かよ！と…。
美女と野獣ってやっぱ王子がビーストであるから、しかも相思相愛に至るまでにしっかり心の摩擦と触れ合いがあるから いいな…と思えますが 今作はちょっとストレート過ぎて。
ヒロインもファンタジーにしては現代っぽく実は初めからツンデレなのがミエミエ。
ドラゴンもかなりのイケメンで体仕上がってたから目の保養になりますが、このキャスティングミスってたら見れたもんじゃなかったでしょう。
ごめんなさいね、勝手に作品の方向性を決め付け過ぎたせいで惜しかった。
映像やCG技術に関しては誰も文句ないでしょ
