マッコール

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのマッコールのレビュー・感想・評価

4.0
シネマンションの紹介を見て鑑賞。

心臓のアップから始まり、終始不穏な空気が漂う映画。カメラワークが印象的でズームイン、ズームアウトが多用されており不安を煽る。

このカメラワークはシャイニングのキューブリックの影響を受けているとか。

登場人物は皆、無表情、無感情で不気味。
会話も不自然で1人が話すと片方はただ聞いている。普通の会話ってもっと相槌したり、話の途中でも割って入ることがあるものだけど、それがない。

マーティンはサイコパス感満載。
立ち振る舞い、目つき、半開きな口、時折見せる笑顔、
スティーブンに自分の母親を「見た通りいい身体してるからさ、仲良くしてやってよ」と言うあたり…サイコパス!

ずっと不穏でソワソワさせられるけど、惹きつけられる良作でした。