ゆう

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

タイトルに惹かれて見てみた。
カメラワーク、音楽、登場人物全て不気味な雰囲気で怖い。カメラワークはシャイニングを思い出した。

家族は仲が悪い訳ではなく、でも淡々としててどこか冷たく感じる。
死にたくないから父親に気を遣ったり媚びを売るような行動をしたり、父親は父親で先生にどちらが優秀か聞きに行ったり、あまり感情に出さないけれど恐怖や苦悩している姿が、見ていて悲しくなった。
銃を撃つシーンも、無言だし怖すぎる。
マーティンの、さみしさや怒りがたまに垣間見えるけど何を考えてるか分からないような雰囲気や距離感、嫌とは言わせない話し方など、ずっと不気味だった。
腕を噛み切るシーンでの言葉は、少し理解できたけどやり切れない。
何故こんな事が出来るのかも一切分からなくて怖い。

全体的に思いやりや愛情といったものをあまり感じなくて、ひんやりとした雰囲気。
じわじわと怖くて不気味で、ゾクゾクした。
ゆう

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