いや〜面白かった。
昨年夏に韓国で公開されて以降、カンヌ映画祭はじめ、世界中の映画祭で絶賛されていたので、日本公開を待ち望んでました。
ソウルとプサンを結ぶ高速鉄道の中で、次々と凶暴化してゆく感染者に立ち向かうサバイバル・ゾンビ・ホラー。
今作のゾンビは感染者に噛まれてからゾンビ化するのも早いし走るのも速い。
個人的には、ロメロ・ゾンビみたく「ああ...コイツ、いつゾンビ化するのかな...」
というドキドキハラハラ感が好きなのだが、
列車という閉鎖空間での緊張感と、アッと言う間に地獄絵図になってゆく車内の凄まじさに納得。
極限状態の中で、自分だけでも助かろうと醜悪な人間性を露わにする者どももいれば、
大切な家族を守りながら助け合う人々もいる。
いや、泣けましたよ。
原題「釜山行き」が、「新感染 ファイナル・エクスプレス」というダジャレみたいな邦題になった時には配給会社のセンスを疑ったが、許す。
昨年観たアイアムアヒーローもそれなりに頑張っていたと思うが、迫力・緊張感・人間ドラマ・切なさを申し分なく盛り込んだ今作に軍配があがる。
来週に所用で特急列車に乗らなきゃイカンのだが...電車コワイ。