内容をまったく知らず、ただ(地元大学出身の)監督のトークショーがあるってことで見に行った。
いきなり摩訶不思議なキャラクターが登場。それが「くも漫」。クマモンじゃなく、クモマン(笑)
で、まさかのくも膜下出血の話とは!
ニートから脱却しつつある男が、自分へのご褒美として風俗店を訪れる。そこでくも膜下出血で倒れ、病院へ担ぎ込まれる。で、そこから快復するまでの話…
って、なんだそりゃ。ふざけてる。
と思ったけど、かなり面白い。クスッとの笑いが連続し、それでいて最後はちょっと感動させる話とちょっと哲学的な話に導いていく。意外と真面目な映画として作られていて。
未読だけど原作の力にもよるか。ただ映画としても、冗長にならずにうまくまとめ、また音楽の使い方なんかも心地いいと思ったけど。
で、何よりもいいのは、登場する女たちにエロさが感じられること。死の淵から這い上がってくる男を描くのなら、そこは重要なポイントだろうと。キャスティングがなかなかいい。
なかでも柳英里紗。なぜか応援したくなる女優。出番が少なかったのが残念。
で、脳みそ夫って誰だ(笑)