見てて気持ち良くならないわけがない映画。
共通の目的のために社会の不合理さえ乗り越える、というどこから見ても正しい物語に加え、個人のサクセスストーリーとしても三者三様の成功を示すので、間口も広い。
自らの特技を最大限に活用したキャサリン、チャンスを見逃さずに仕事のスタイルを変えたドロシー、夢の実現のために常識を変えたメアリ、実話とはいえバランスが良い。
所々いかにもな再現ドラマになりがちなところや、エピソード同士の関連性が薄いきらいはあるものの、白人至上主義が幅を効かせる前のアメリカで公開されてという意義も含めて「正しい映画」と感じた。