ロシアスパイの内部抗争
ジェニファー・ローレンスがロシアの女スパイを演じるサスペンスドラマ。トップバレリーナだったドミニカ・エゴロワは、脚にケガを負い、ボリショイ・バレエを退団せざるを得なくなる。病気で療養中の母を養っていくため、叔父ワーニャの勧めで、国家のために働くことに。それはハニートラップで他国から情報を盗む諜報員養成所に入り身体一つで国のために尽くすということだった。養成所の中で頭角を現すドミニカ。ロシアの諜報機関の中にアメリカと繋がっているモグラがいるという情報があり、任務をこなしつつ、そのモグラが誰かを突き詰めていくドミニカ。ハンガリーはブタペストで知り合ったCIAネイト・ナッシュと深い関係になり、母と共にアメリカで自由な生活を望むようになるが…。
ジェニファー・ローレンスの体当たりの演技が、この映画の見どころで、拷問シーンも迫真に迫るものがあった。そして、セクシー。アメリカから見たロシアの諜報機関のイメージって、こんな感じなんだろうなぁ。冷徹な印象の叔父ワーニャは印象がプーチン大統領に重なった。血や家族というのは、ピンチのときには助け合うものだけど、あまりにひどい扱いをしたときのしっぺ返しは大きいと思った。
