人生の無駄遣い

BLEACHの人生の無駄遣いのレビュー・感想・評価

BLEACH(2018年製作の映画)
1.5
大人気アクション漫画の実写化作品。

週刊少年ジャンプで連載され
卓越されたキャラ造形と
中2病に突き刺さるワードセンスで
人気を博した『BLEACH 』

とは程遠い、

安っぽいコスプレ衣装と
オシャレさ皆無のお遊戯会レベルの演出で
原作ファンを憤死させた
血便を垂れ流す時の擬音みたいな本作こと
『ブリィ!、血』


あらすじはフィルマに書いてあるので略。


感想としては
安心と信頼の典型的なクソ実写映画でした。

まず原作は全74巻の超大作なので
どの部分をどの程度、映像化するのか問題で
最初の8巻くらいまでを実写化しました。

それでも、原作未読の方には難しい
専門用語みたいなのがちょくちょくあるけど
本編ではクソの役にも立たないので
爪でも切っててください。

次に登場人物ですが
それなりの再現度だと思います。
(ルキア以外)

というかルキアがアレすぎて他が霞む。
キャライメージと違いすぎる
あと何あの髪型、白夜もそうだけど
髪がテカテカすぎて笑える。
何塗ってるの?防水加工でもしてるの?
不動産営業の人よりも髪型テカついてるよ。

それに加えてとにかく衣装が酷すぎる。
何もかもが安っぽすぎる。
学校の制服はペラい
死神の死装束はテカテカ
斬魄刀はCGでキラキラ

予算を圧縮するのに必死すぎて…。
ポリエステル製の死装束ってどゆこと…。
あと…恋次の額当て(原作はゴーグル)
自転車のサドルみてぇな材質してんな!

本当に酷いので
爪でも磨きながら観ててください。


そして肝心なアクションシーン!
…語る必要ありますか?

主人公の動きに合わせてスレスレを
ビュンビュン飛ぶ攻撃とか。
刀と刀の真剣な殺陣なのに基本的ダメージは
殴る蹴るの肉弾戦のみとか。

斬撃くらうと衣装も切れるからね!
予算的にもダメージくらうからね!!
…辞めちまえ!そんな映画!!
最後まで綺麗なままで衣装テカテカやんけ!

そのくせ“ベスト・キッド”みたいな
なんちゃって修行シーンは長々とやります。
(ここら辺は本当に退屈)

まぁアクションシーンは期待ハズレなので
ハンドクリームでも塗っててください。


まだだ…BLEACHにはストーリーがある。

主人公の一護は
誰でも助ける訳じゃないけれど
目の前に助けを求める人を放って置けるほど
クズじゃないという
素晴らしい性格の持ち主なので

母親の仇である敵との闘いをわざわざ
駅前まで逃げて街中を大パニックにしてから
本気を出して戦います。

さらに、その敵をあっさり倒した後
恋次たちと闘うタフネスさ!
白夜に何度も斬られても立ち上がる勇気!

ズバッ。→「まだまだ」
ザシュ!→「…まだだ」
ザンッ!!→「…ま…だ…」

しつけぇよ!ドリフのコントかよ!!

そしてヒロインのルキア!
能力を失っても一護をサポートします。

ピッチングマシーンを使ったり
河川敷でチャンバラごっこしたり
亀田親子みたいなトレーニングしてんな。

闘いの最中だってセコンド的ポジションで
的確なアドバイスを飛ばします。
…あぁコレ、完全に亀田史郎さんだわ。

でもヒロインなので白夜戦では棒立ちです。
危ないからね。しょうがないね。

一護が2回くらい死にかけてるのに
棒立ちだもんね。3回目でやっと、
「兄上に逆らう無礼者め!!」的な
横入りして助けた風にしてるけど
下手したら一護死んでたと思うよ。

そんでもってルキアは白夜たちに連行され
一護に仮染めの平穏が訪れ
ルキアのポエムな語りでEDへ…。

あのさ、シリアスな拉致られ方したのに
なんでポエミーに喋ってるの?
その口調で許されるのは
ハッピーエンドの時と
〇〇した後のピロートークの時だけだから。

そしてタイトルカットに現れる
『〜死神代行篇〜』の文字

続編匂わせる場合じゃねえだろうが!!
まずは『ブリィ!、血』と盛大に
漏らしたウ〇コ臭を消せや!!

最初から最後まで腹が立つ作品なので
指をマッサージしながら観てください。

本編視聴後には、皆様の手が
とても艶やかになっていることでしょう。

スコアは主人公の名前どおりに「1.5」です
人生の無駄遣い

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