日本の運命を変えた艦船のその後
第二次世界大戦末期、原子爆弾をマリアナ諸島テニアン島に送り届けたアメリカ海軍重巡洋艦インディアナポリスのその後を描くストーリー。戦争を終わらせる究極の手段である原子爆弾をアメリカ本土からテニアン島に極秘裏のうちに送り届けるという華々しい成果を飾った艦船は次の戦地フィリピン、レイテ島に向かう途中で日本海軍の潜水艦による魚雷攻撃で撃沈されてしまう。隠密行動だった故に、潜水艦を探索する駆逐艦を護衛に付けなかったことが裏目に出てしまう。船から放り出された兵士達を待ち受けるのは南海を棲家とするサメたち。原子爆弾投下により戦争は終わるが、ジグザグ航行をしなかった艦長のマクベイは戦後訴えられてしまう。大戦中に何隻もの船が沈んだそうだけど、訴えられたのはマクベイだけらしい。日本海軍の潜水艦長の橋本さんも裁判に登場し、深い意味での和解を果たす。橋本さんがマクベイ艦長の名誉回復に尽力されたというエンドロールの話はとてもいい話。
