さうすぽー

レザボア・ドッグスのさうすぽーのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.2
自己満足点 82点

タランティーノの初監督作品!

彼の事を好きな監督に挙げておきながら実はこの映画は今回初めて観ました(笑)

まず冒頭からいきなりマドンナの曲のトンでも解釈に吹き出しそうになりました(笑)
それもタラちゃん自ら言ってるし(笑)

これを観てSMAPの番組に出てきたコントを思い出しました。
タランティーノも出てた「裏切り者」というコントです。
あれはこの映画のパロディだったんですね!

この話もギャング集団の「裏切り者」を探すものですが、
強盗を働く計画が裏切り者がいることにより失敗するのですが、その肝心な強盗シーンが無かったのはビックリしました!

そして、怪しい奴を匂わせといて見事に裏切ってくるような展開も見事です。
まさか「あの男」だとは思いませんよ(笑)

そのラストの「裏切り者」とギャングの一人とのシーンも凄く叙情的でたまらなく良いです。
どうやらタランティーノはこのシーンに日本のヤクザ映画に出てくる「仁義」というのを入れたのだとか。
だから僕も感動しましたし、日本人にはより共感出来るのかもしれません。

この映画を観て思ったのは、タランティーノは登場人物に愛着を持たせるのが上手いと思います。
関係の無い雑談等を交えるのでそれが受けない人もいるとは思うのですが、個人的にはそれが好きです。

パルプフィクションほど好きになれたわけではありませんが、これもまた印象深い作品になったのは間違いないです。