スナフ菌

レザボア・ドッグスのスナフ菌のレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.8
恥ずかしながらタランティーノの初監督作品である本作を今まで1度も観たことがなかったのでNetflixで鑑賞しました。鑑賞後、僕のオールタイム・ベストに刻まれる作品だということを確信した。
1時間39分というコンパクトな作品だが、面白さがギュッと凝縮されていて見事だ。冒頭悪い奴らがジョーク交えて食事をするシーンから始まり、ラジオの放送からジョージベッカーセレクションのlittle green bagが流れる。とにかくめっちゃかっこいい!!オープニングのこの流れだけでも鳥肌が立った。
直後、冒頭あんだけかっこいい雰囲気があったオレンジが血だらけで発狂してる…こんなの引き込まれない方がおかしいだろと言いたくなる。
この作品の役者は全員素晴らしいと感じた。特にオレンジを演じるティム・ロスの演技は圧巻だった。人が死ぬ度に少し動揺を隠せずにいるオレンジであったが、所々に覚悟を決めた顔にくっと切り替わる。表情の変化がとても面白かった。
銃を向け合うカットが2つ出てくるが、どちらもかっこいい。脳裏から離れない、ブロンドの残酷だけど超魅力的なキャラクターも印象的。ホワイトとオレンジの情深さにも泣ける。とにかく素晴らしかった。
スナフ菌

スナフ菌