女子のドロドロした嫌な部分だけを煮詰めて作ったような映画。これぞイヤミスですね。
途中までは4人がそれぞれ自分の推理 (物語) を披露しているだけなのでストーリーが前に進まず、正直飽きてきてしまうきらいはありました。ただそこからの巻き返しは見ていて気持ちよく、しっかり胸糞展開も披露してくれるのでここまで見てきて良かったと思わせてくれます。
どこか海外小説のようでもあり、異国感のある高貴な雰囲気と、それさえ不気味に感じてしまうような演出が魅力だと思いました。
そしてこの作品を良作に押し上げたのは、千眼美子さんの妖しげな演技。出演者さんの魅力がよく引き出されていました。