恭介

アンチャーテッドの恭介のレビュー・感想・評価

アンチャーテッド(2022年製作の映画)
3.7
ザ・王道ハリウッドアドベンチャー。

ある程度の俳優さんで
ある程度の監督さんで
ある程度の予算を掛けたこの手の
アドベンチャームービーが製作され
にくい状況の中

スパイダーマンの3作目が棚上げされ
かけた時にソニピから交換条件でも
出されて引き受けた感があるトムホ主演の
ゲーム原作アドベンチャームービー。

スパイダーマンが超特大ヒットを
叩き出した後のタイミングで
公開されたのもあり、北米では辛うじて
1億ドル突破のギリ成功作となった。

冒頭、いきなり007リビングデイライツの
ラストアクション進化版みたいな
シーンで引き込んで、そこから
サクサクテンポよく進むので
気楽に観れる娯楽作品に仕上がっている。

若ハゲ大将、ニコケのヒットシリーズ
ナショナルトレジャーと
トゥームレイダーを足して
パイレーツオブカリビアンで
味付けした感じ。

原作ゲームを知らなくても問題なし。

大掛かりなアクションシーン
謎解き、兄弟愛、コメディちっくな
やり取りなどなど、どの年齢層でも
安心してみれるJISマーク付き映画。

当然、ソニピとすればシリーズ化も
視野に入れての製作でラストもその気
満々な終わり方だ。

この手の宝探しアドベンチャーは
謎解きのスリリングさが肝。
この辺にもう少し、ワクワク感と
ギミックの楽しさが加わってれば
さらに楽しめたかなと。

ま、そんなに手の込んだ
隠し方しなくても・・みたいな
感じもなきにしもあらずだが(笑)

あまりにも現実とフィクションが
乖離し過ぎると、ロマンもワクワクも
薄まってしまうので、その辺りの
さじ加減が冒険映画の難しい所。

近々公開のインディ・ジョーンズ
最新作の結果次第ではまた冒険映画が
盛り上がってくれるかもなので
期待しておこう。

ちょっと頼りないトニー・スターク
的な役柄のウォルバーグも
肩の力を思いっっきり抜いて
楽しんでるように見えるのも
微笑ましい(笑)

あと、バンデラスが
ディープブルーのサミュエルみたいな
役柄だったのでビックリして
笑けてきた(笑)
恭介

恭介