恭介

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEの恭介のレビュー・感想・評価

4.0
●マッカリー
なぁトム、次のミッションなんだけど
・・・もうスタントのネタ思いつかない笑
(保険とか大変なんだからさぁー、諦めてくんないかなぁー・・)

●トム
そうかぁ・・
ロッククライミングして
世界一高いビルから飛び降りて
飛行機にぶら下がって、ヘリも使ったかぁ
・・・

●マッカリー
そうそう、ネタがもう・・ね
(あんた死んだら俺も終わりだかんね)

●トム
まぁオイラも歳も歳だし
サスペンスタッチに切り替えるかなぁー

●マッカリー
うんうん、超絶ハードボイルドな
ミッションもよくね?(しめしめ・・)
何なら全編モノクロで撮


ちわぁーす!
Uberでーす!ご注文のピザお届けに
まいりましたぁーっ

ありゃしたーっ!
ブゥンブゥンーッ(バイク)



●トム
・・・あっ、バイクは使ってないよね?

●マッカリー
え?バ、バイ・・
いやいやっ、パート2でもローグでも
何なら前作でも使ってますけど?

●トム
いや・・超絶スタントじゃ使ってないな

●マッカリー
超絶ス・・ちょっと何言ってるか
分かんない笑
(スタントし過ぎでおかしくなったか?笑)

●トム
あっ、待って!今イメージが・・
Uberが背中にしょってるカバン・・

パラシュート!
・・そうだっ、バイク乗りながら
断崖絶壁から飛び降りるっ!これだ!

●マッカリー
何が、これだっ!だよっ!
スーパーヒトシくん出した時の
野々村真みたいな事言ってんじゃねーよ!
きぃーっ!Uberあいつブッ○してやる!!

●トム
ねぇ?ノノムラマコトって、誰?

●マッカリー
昔、いいとも青年隊やっ
んなことはどーでもいいーっ!


てな感じで脚本執筆が始まった
ミッション最新作!
(多少妄想あり)


いやぁーコロナの影響でかなり
待たされたから、まさに待望の新作。
トム様の映画館愛がスクリーンから
ビシバシと伝わってくる
極上エンターテイメント!

本作を大きなスクリーンで
観ないで一体何を観るんだ?
ってぐらい、まさに映画館専用映画だ。

もうトム様のドヤスタントは恒例行事化
してるので、ミッションといえば
ドヤスタント!
まるで映画と言えばポップコーンみたいな
当たり前な感覚に陥ってしまう笑

予告やメイキング映像でバンバン
見せてもらったあのシーンが
まさかあんな理由だとは思わなかったけど


ちょっとネタバレあり!










トム様の素晴らしいところは
映画に掛ける情熱の熱量が他のスターより
頭ひとつ、飛び抜けてるところだ。

このミッションシリーズの
第1作目が公開された90年代頭から
2010年ぐらいまではまだアクション系と
ドラマ系の作品をバランスよく
チョイスして出演していたが

ゴーストプロトコル以降は
大作映画のアクション系にシフトして
映画館の未来を一身に背負ってる感じが
まるで苦行する僧侶のような生き様だ笑

特にこのミッションシリーズに掛ける
意気込みたるや、スタントジャンキー化
するほどの熱量。

ただ明らかスタントありきで脚本を
進めてるフシがあるのでストーリーの
統合性に無理が生じてる場合がある笑

列車に飛び乗る為に断崖絶壁から
バイクで飛び降りる必要性・・・
ベンジーもああ見えてドSなとこ
あるなー、じゃ済まない強引さだ笑

さらに言えば、本物の列車を作って
高所から落としたいが為に
わざわざ取引場所を人目のつく
オリエント急行に設定するのも
かなり強引でポアロもビックリだ笑



だがしかし!

そんなトリッキーな設定であっても
トム様の熱量の前には些細な事だ笑

人々が映画館に求める映画を提供する
心意気、これは不可能に挑み続ける
主人公イーサン・ハントの心意気に
通じるものだ。

そう、トム様は現実世界でも
イーサンなのだっ
なので我々は映画を通してトム様自身の
生き様を観てる事になるっ

イーサンがやるなら俺もする!
だからスタントも自分でする!
イーサンは俺だっ!みたいな
(け、決して危ないヤツではない笑)

スピルバーグがマーベリック公開後
あの映画が映画館を救った、と
賞賛のコメントを出していた。

確かにコロナ蔓延で映画館が衰退し
配信に取って代わられようとした
時に、マーベリックは映画館でしか
体験出来ない興奮を与えてくれた。

公開するか配信に切り替えるか
プロデューサーとしての難しい判断を
しなければならない時にトム様は
公開を遅らせてでも映画館に拘った。

そんな映画本来の魅力と映画館という
今まで自分を育ててくれた環境を
守る為にトム様は邁進している。

なんなら他社のインディジョーンズや
バービーやオッペンハイマーの
宣伝までする笑

このミッションシリーズも間違いなく
映画館で観るべき映画で、トム様の
エンターテイメントを提供するという
心意気を体感する必要がある。

俳優組合のストでも改善項目に
上がっているAIが絡むストーリーは
なかなかタイムリーな題材だ。

ただAIもイーサン=トム様の
想定外な行動は読めないだろう笑

パート2ではそんな想定外な
イーサン=トム様と愉快な仲間たちが
スクリーン狭しと大暴れ(古っ笑)
してくれるはず。

願わくば公開がこれ以上ズレずに
1年後に観れますように!

そして次作ではどんな超絶スタントを
魅せてくれるのか?

そして今度は何処を1人で全力疾走するのか?笑

異次元のパート2を心待ちに
していよう。






●マッカリー
だからみんなっ期待するなって!
こっちの身にもなってくれーっ!

あっ、ちょっ、待てUberてめぇ!

●トム
ねぇねぇノノムラマコ・・

●マッカリー
しつけぇーなーっ!気にするのは
そこじゃねーんだよっ!
タモリに聞けよっ!

●トム
タモリ?誰?調べていい?

●マッカリー
いいと・・・言わせるなーっ!


パート2に続く笑
恭介

恭介