もじゃ

君の膵臓をたべたいのもじゃのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
3.0
「君はきっと ただ1人、私に普通の毎日を与えてくれる人だから」

住野よる原作小説の映画化。図書委員の「僕」は膵臓の病を持つ同級生の桜良とどう過ごす?
インパクトあるタイトル。地味な少年と長くは生きられない少女のボーイミーツガール。終わりが決まってる故に可愛さや初々しさも悲壮感を纏う。
主演はテンションの低い北村匠海とやや大袈裟な演技の浜辺美波。彼女はなかなか表情が賑やか。この温度差は作品としては合っているのだと思う。どうでもいいけど北村君は耳が大きい。
僕(小栗旬)が過去を回想していく作り。基本的には日常を映すのみだけれど、2つの時間が交錯するようなシーンだったり、天井からの撮影だったり、映像の工夫も見られる。桜良がなぜ「僕」を選んだのかを伝えて話は動く。思ったよりもまったり進んで賛否ありそうなラストへ。
あまり胸に来るものが無いのは自分が高校生じゃないからか。
残った「僕」が生きるとは何かを見出す作品。
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