メル

真夏の素肌のメルのレビュー・感想・評価

真夏の素肌(2014年製作の映画)
3.6
生き別れの父親に会うために、夏休みにモスクワから田舎の港町にやって来たオーリャと友達のサーシャ。

父親の家の前まで来たが名乗り出る勇気のないオーリャ。
結局ふたりは名前を交換してオーリャの父親に会う事にした。

真面目でしっかり者のオーリャと勝気で性に奔放なサーシャ。

オーリャは友達の振りをして実の父を観察し、サーシャは娘の振りをして甘えてみせる。なんとも微妙な関係。

予告では文芸エロス…となっていたが余り文芸的でもエロスを前面に出している訳でもない。
唯、17歳の危うい少女たちの心理はとても上手く描かれているし、現代のロシア映画に触れる機会が少ないので、そう言う意味では興味深かった。

キリル文字は理解できないのだけど英語の題は Name Me となっている。「その名前は私よ」っていう感じ?
どこをどう切り取っても「真夏の素肌」とは…。

TSUTAYAのジャンルがエロティックっていうのもちょっとズレてて結構笑える。
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