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沈黙のアフガンの群青のレビュー・感想・評価

沈黙のアフガン(2016年製作の映画)
1.8
セガール出演60作目。


アラブの春以降、戦いが激化したアフガン。
スナイパーのセガールはある議員の救出作戦に従事していたが、戦場に取り残されてしまう。主人公はセガールを救うため決死の作戦に出る!


セガールはスナイパーで脇役です。ポスター詐欺です。いつぞやの連続ドラマシリーズの狙撃人がよほど気に入ったのか、強いスナイパー役になっております。あの熊のような図体でスナイプする様は貫禄がある。しかしいつかのブラッドリー・クーパーみたいなシリアスさは皆無です笑

監督はフレッド・オーレン・レイという方で、調べると何と1970年代からご活躍している監督!そのどれもが大作には程遠い予算で作られたいわゆるC級D級ばかりなのだが本当に多作です。
その円熟した手腕でセガールがほとんどでないことと低予算ながら作りはしっかりしております。破綻してたり都合よすぎなところは相変わらずですが笑

取り残されたセガールを救うのがヒゲモジャな二人の主人公。結構ダンディでした。

んでいざ救おう!というのになっても前線だからって任務が立案されない。仕方なく別任務に従事していると出会った女がなんとタリバンのリーダーの親族だという。そんなバカな笑

尺が86分でラスト15分までコトが起こりません。最初観ている時はこれ、本当にセガールを救出する気はあるのか、救出できのかとヒヤヒヤしたよ笑

最近のセガールは自分が動くことは無くなったのでしょうか。節々で話すシーンがあるだけで得意のアクションはしなくなりました。でもこういう位置付けの方が味があっていいかもしれない。もう昔のようにうまく動けないしこれだけ大量にアクションを作ったあとは変わったこともしたいだろう。

ということでセガールを目的にして観ると痛い目を見ます。渋いおっさん二人の珍道中的な作品でした。でも内容はなぁ…うっすいなぁ…笑
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