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昼顔のhamawwoのネタバレレビュー・内容・結末

昼顔(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

昼顔。甲乙丙丁。服が真っ黒。虫も殺さぬ顔。飲食店はきついなぁ。文字を見ただけで苦しい。全てが嘘に聞こえる。優しさが怖い。サスペンスね。言葉が刺さる、グサッグサッと。話す側と話される側。笑顔が恐ろしい。嘘は嫌い。EXILEのTiAmoを不倫された人達が聞いたらきっと憎むんだろうな思いました。

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「ネタバレ」にしたにも関わらず、
見ているあなたは
昼顔を見た人か、
好奇心が旺盛な人か、
はたまた罪の意識をお持ちの人か…笑
この映画が良いとか、悪いとか、判断できない。
想いが重い。衝撃的。

誰一人傷つけない恋を人は愛と呼ぶけどこの罪を背負いながら生きてく覚悟はできてる。
EXILE - Ti Amo -

平山浩行氏と酒飲んでる時ニヤついた上戸さんが可愛すぎた。ところで上戸さん、まぁ〜慎ましく艶めかしく恍惚的ね。息遣いとか汗とか、首筋とか脇とか二の腕とか。でも少しシワというか頬骨が目立つようになったなぁ。寝顔って無防備で、なんだか惹かれてしまう。

目が合った瞬間。麻薬、犯罪者と同じね。
まず、夏ってのがずるいなぁ。
ひぐらしがその日暮らしの意味を持ってたりして。
ホタルとホテルを一瞬聞き間違えた。
追いかけるのが、だいぶ衝動的。

あらゆるシーンにおいて、初めてBGMが感情移入の邪魔をした。まぁ誰に感情移入するのかって話だけど。

見張る感じ。妻は何も悪くないのに、悪者みたいになってる。

望んじゃいけないと、思えば思うほど望んでしまう。生き生きとすればするほど、抉られる。
ゴールがわからない。そもそもゴールなんてないのかな。「私たち」「彼」「あなた」という言葉が引っかかる。
自分が自分を一番苦しめる。

罪悪感って罪の意識で、「こうしなきゃいけない」っていうルールがあって、それから外れた時に感じるものと考えると、そもそものルールを疑うことで「罪悪感」ってのは生まれないのかなと思った。

何事も行き過ぎは良くないな。
とりわけ想いの強さの偏り。
中庸が一番。

これってリアリティがある話なのだろうか。
オーナー(平山浩行氏)が海上で放った言葉、非常に印象的でした。

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一言も言葉を交わさず、一度も触れ合わず、連絡先を教え合わず、抱き合わないからこそ高まる熱を愉しんでいたのかもしれません。

ただいま。おかえり。

お前たちが愉しんでる裏で、全てを失う人間がいるってことだよ。そういう人間の痛み、考えたことないだろ。そのくせして、彼がどうしたとか、奥さんと別れてくれないとか、気持ちよくしゃべくり倒しちゃだめよ。泣けば?泣いても罪は赦されないけどね。
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