17歳の崖っぷち。モンスターってことはなかろう。
唯一無二の親友が毛嫌いしてた陽キャの兄と恋仲になったことで、自らも恋愛（のようなもの）に七転八倒。周囲の男子やバカにしてた教師にも別の側面があり、兄にも葛藤があることを知り、ひとつ成長！という定石の物語。
主人公のしくじりからクライマックスが転がり、勢いよくゴールを切る感じで、当初は「楽しい青春映画を観た！」と終えられる。
でもこうやって感想を書こうとすると「あれ？親友の気持ちは？ママとの関係は？先生、もっと何か言っても良くない？」とよぎるので・す・が！それも17歳の崖を忘れかけたオトナの客観的風目線かもしれません。
主人公に見えている世界だけを描くことに徹しているところが、残酷で滑稽で、そこが評価されてる点でしょうか。
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